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温故知新

今年初のブログです。
院長の河野です。
今日は診療をお休みさせていただき昨年に引き続き
佐藤直志先生の歯周外科のセミナーに参加してきました。

昨今の歯科界では再生医療が常にスポットライトを浴びています。
今までできなかったことができるようになったり
諦めるしかなかったことが可能になったり
本当に素晴らしい時代に突入していると思います。

僕が歯科医師になった頃はまさにその時代で
「これからは再生の時代、その知識と技術を習得しなければ歯科医師としておいてけぼりになる。」
というような思いでいました。
そのため僕にとっての歯科治療の花形スターは再生治療であったりインプラント治療でした。

今後もどんどん進歩していくことは間違いないと思います。
今まで夢のようなことが可能になる日がきっと来るでしょう。

と、このような事を書いたのは今回のセミナーで大切なことに気づかされたからです。
それは基礎の大切さ、原理原則の重要性です。


今回のセミナーで30年前の先生のオペを撮ったビデオを見せていただきましたが
決して色あせることのないもので素晴らしい術後結果が得られたものでした。
それは30年前から変わることのない人間の体(歯の周り)のことに
熟知されておられたからです。
我々の治療において道具や材料は目覚ましく進歩していますが
人間の体は進化していません。
どの場所から、どのように歯ぐきを切ればどのような反応がおこりどのような結果が得られるか
どのような糸で、どのように縫えばより早くきれいに治るか
などなどなどなど
先人が積み重ねてきた結果に基づいたevidenceを一つずつ丁寧に行うことにより
より良い結果が生まれるのです。
そしてその上に再生治療があるのであろうと。

物が進化してもそれは魔法の杖であったり魔法の薬ではありませんものね。
これを歯ぐきの中に入れとけば元通りに治るよ!
なんてことはないですもん(あったらいいけど)

新しいことに目が行きがちな僕ですが
これまで何十年とかけて失敗や成功を繰り返し確固として得られた事実の大切さ
そして先人達が作り上げたものを礎にして現在の医療があることを
思い知らされた一日でした。




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京都市西京区の歯科医院 こうの歯科です。

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